長月、大衝三十日





「よくやった!!月穂!!!」






「…は?」










それは、俺の初の”客”であったアスランとかいう変な奴が帰った直後の事。



























「あのザラ家の御子息がお前を御自分専属にして下さるそうだ!
 これで御子息をもうちの店の常連だ!よくやった!!」















…俺が、あいつ専属…?












専属と云うことは『アスラン』が毎月定額を払い続ける限りは
他の客は取らないと云う事。










顔見せ場にも居なかった俺をいきなり指名してきて

「何もしない」と言って本当に酒だけ飲んで帰っていった変な奴。
















一体、何故―?


















ただひとつ判ってるのは、今酷く安心してる。





その理由も解らないけれど。



































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