霜月、雪待ちの月週 「…それじゃあ、また」 「…あぁ」 「・・・・・・」 「…どうした?」 「イザーク、」 「?」 「…いや…何でも、無い」 この夜明けの別れが辛いのだと 今にもこの手が君を捕えそうに疼いてるのだと 伝えられたら―――― 訝しげに此方を見つめる蒼の瞳に出来るだけ静かに微笑みかけ、 部屋を後にした。 「また、…か…」 この衝動を抑える術も見つからないままで。 前へ 次へ