霜月、雪見の月週













カチカチと置き時計が音と時を刻む。

既に零時を回り、店内も落ち着いている。










―今日は、来ないのか…












仕事が有るとか、体調を崩したとか、アイツにも色々あるだろう。











…本当に、通うべき相手が出来たとか―











アスランが三日に一度のこの日に遅れるどころかこんな時間まで来ないなど初めてで。







考え出せばキリがなく。






そう、考えてみれば他にいくつも通いの娼館が有る事等珍しくもない。

あの家柄、年齢、容姿ならば許婚だって―…



















己の着物を握りしめる指が震えていて、自分が酷く怯えているのが分かった



















―カタン











「…イザーク?」




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