さっきまでの不安を一掃する声。

待ち望んでいた、自分の本当の名を呼んでくれる声。


隠し切れない戸惑いがどうかアスランに届かないよう、必死に平静を装う。








「あ、アスラン…今日は遅かったんだな」








「…ごめんね、イザーク」






「アスラン…?お前顔赤いぞ!?ふらついてるじゃないか!?」




「…ああ、ちょっと調子悪くてね」




「一寸どころじゃないだろう!?帰って休めこの莫加!!!」







具合の悪い者に怒鳴るなど、我ながら莫加だとは思う。


だけどコイツはもっと莫加だ。


如何して、如何してそんなにしてまで逢いに来てくれる?


如何して…













ふらりと倒れ込んで来た身体の熱さ。



初めて逢った時に触れられたきり以来の熱―



支えきれず座り込んでしまった為にアスランまでも床に崩れ落ちる。









「莫加は…酷いな」



「…あまりに莫加なことをするからだ」



「だって…逢いたかったんだ…君に」



「…別に明日でも明後日でも…」











俺は来てくれるだけで嬉しいのに

…無理なんてして欲しくないのに





















「三日に一度でも…これでも譲歩してるさ・・・・毎日でも、会いたい…」



「…ッ如何して…たかが”娼”如き…ッ」



嬉しくて、同時に痛い。
どうして。どうして。










































「・・・・イザークが、好きなんだ・・・・・・」



































―え?


















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