「…答えは?」 手に取ったままの持ち主の気性を表すかのように真っ直ぐな髪に口付け 静かに問いかける。 先程までの荒々しさとは打って変わり微動だにもしないイザークの頬に手を滑らせると アスランの指先は濡れた。 「イザーク」 「・・・・・・っく」 「信じて…欲しい」 「・・・・俺、も…信じたい…」 「…うん、嬉しい・・・・・」 頬を滑る手に促されるように上げた顔は朱が走り 泪の跡が残ったまま、華を開かせる。 「本当に…嬉しい」 いつか願った。 見たかった 引き出したかった 息が詰まるほどに幸せで 息が詰まるほど抱き締めた 弛めてやる余裕なんて無く 夢中で腕の中の感触を確かめた 「アスラ…苦し・・・・・」 「・・・・・・・」 「…アスラン?」 「…ごめ・・・・・もう少し」 小さく頷いたイザークが背中に手を回してくれて 俺の頬にも雫が伝った 「ごめんね…加減出来なかった」 「別に…嫌じゃない、から…いい」 ぷいっと顔を背けながら放つ言葉に泪を拭うことも忘れて笑った前へ 次へ
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