見開いたイザークの眸にはみるみるうちに涙が溜まっていく。





「…ダメだ、アスラン…そんなの‥‥‥」



―許サレナイ






ポタポタと涙を落として小さく首を振りながら呟く。
未だ身体を震わせたままで。





「イザーク…何が許されないの?誰が赦してくれないと?」


「…何もかもがだ!逃げることも、捨てることも、オレがお前から全てを奪うことも…
!!!」



「…奪う?違うよ。俺が家を捨てて行くのは俺の意志。


それにイザークは俺にイザーク自身をくれるんだろ?」




それだけで。

他には何もいらないと。



それで倖せだとお前は思ってくれるのか?








「―…んと、に」


「…イザ?」


「ほんと、に…お前はそれで…いいのか‥‥‥?」




一瞬、アスランは少し驚いた顔をして。



「…いいに決まってる。イザークしか俺を倖せに出来ないんだから」





ね?と言った声が凄く優しかったから

アスランが余りに優しく微笑んでくれたから

涙を拭う手が酷く温かかったから




いつか視た夢が手に入る?
ずっと一緒?
もう独りじゃない…?






先刻とは違う涙でアスランの手を濡らしながら、イザークは小さく肯いた。








前へ 次へ
広告 [PR]冷え対策  再就職支援 わけあり商品 無料 チャットレディ ブログ blog